珍しい原料の焼酎のお味は?



きびの焼酎

 

 

まずは「きび」です。きび焼酎の「きび」といえば、黒糖焼酎の原料にもなる「とうもろこし」ですね。つまり、黒糖焼酎が好きな人も味わって頂けるのが司牡丹酒造の「きび焼酎・維新の里」です。

 

20年貯蔵の大古酒で35度、720ml。維新の里は数量限定の逸品焼酎です。司牡丹酒造は高知の中でも品質至上主義を追求する有名な酒蔵です。

 

20年間も大事に熟成されたということで、味わいの奥深さ、20年の歳月による深いコクで、豊潤なひとときを楽しむことができるでしょう。

 

もともときび焼酎が、昭和50年代の第一次焼酎ブームでも注目されたそうです。ストレート、ロック、水割り、湯割り、何でも楽しめます。手造りの黒糖焼酎(ラム酒)なら高岡醸造の「黒糖焼酎・ルリカケス」もあります。

 

40度、900ml。これは奄美大島で高岡醸造が造る唯一の国産ラム酒で希少です。1979年に日本初のゴールドラム酒として発売されました。ルリカケスという名前は、奄美大島と徳之島だけに生息する国の天然記念物のことです。

 

サトウキビだけを原料に3回も蒸留を施し、更にオーク樽で長期熟成しています。香りはフルーティーで、少しトロリとした感じです。ライム、オレンジ等を搾って飲むのもOKです。

 

「幾星霜・いくせいそう」もきび焼酎です。岡山県の三光正宗の焼酎で度数は25度、岡山県新見市草間地区の良質のきびだけを原料として造られています。まろやかな口当たりで、ほんのりと甘味も感じます。