珍しい原料の焼酎のお味は?



かぼちゃの焼酎

 

 

かぼちゃの焼酎は結構いろいろあります。たしかに芋と性質が似ている面がありますが、甘味という点ではかぼちゃは特徴を引き出すことができます。

 

まずは落合酒造場の「かぼちゃ焼酎・かまん」です。720ml、25度。原料のかぼちゃは四万十町特産の万次郎かぼちゃということで独特の深い甘みと味わいが特徴です。

 

四国・高知県四万十の里の特産品を醸し、ふるさとを讃えています。農薬を使わないで作物を育てるNPO法人かまんが収穫しており、更に、米麹は国内産米使用で単式蒸留。風味がやさしく、まろやかな焼酎です。軽快な飲み口、絡みつくような甘さがたまりません。

 

秋田県の秋田県醗酵工業「かぼちゃ焼酎・秋の華」もかぼちゃが原料の焼酎で、かぼちゃ本来のほのかで、ほくほくした甘みが味わえます。「かぼちゃ焼酎・オニウシ」は福岡県の西吉田酒造が出している度数25度のかぼちゃ焼酎です。北海道産のかぼちゃを使用しており、独自の製法で仕込んでいます。飲み口は軽く、爽やかな風味の焼酎となっています。
「こつまなんきん焼酎」は、兵庫県明石醗酵工業の度数25度のかぼちゃ焼酎です。「こまつなんきん・勝間南爪」とは、もともと大阪西成区の旧勝間村が原産のかぼちゃのことで、いわゆるなにわ伝統野菜です。実は小さいながらも味がよくて、江戸時代には村の特産品にもなっていました。